【検証してみました】燃えない畳縁「焔静(えんせい)」の実力

新製品の畳縁「焔静(えんせい)」。
その“難燃性”を確かめるべく、着火テストをしてみました。

難燃畳縁『焔静』のパンフレット。価格2,600円(1畳当り)などの説明が載っている
高田織物さんの難燃畳縁「焔静(えんせい)」。組成は綿×アクリルで、価格は1畳当り2,600円。

いやいや、なぜ燃え広がらないの…?

正直、火を当てた瞬間に「これはヤバいかな」と思いました。

が、実際は…
・じんわり焦げるだけ
・火がついてもすぐに鎮まる
・燃え広がる気配なし!

もちろん、絶対にこんな火の付け方はしませんが(笑)

普通の畳縁なら間違いなく燃えます。
本気で燃やせば燃えるかもしれませんが、これは本当にすごいと思いました。

ちょっと補足
「難燃」は“燃えにくい”という意味で、まったく燃えない「不燃」とは別物です。火がついてもじんわり焦げる程度で、燃え広がりにくい――そんな性質を指しています。

難燃性でも、見た目は“普通”の畳縁

この畳縁は、高田織物さんが開発した難燃性の畳縁です。
素材は「綿×アクリル」ですが、見た目も手触りも、普通の綿縁とほぼ変わりません。
これで“安心”が手に入るなら、選ばない理由はありませんよね。

指で焔静の畳縁生地をつまんで質感を見ている
生地はこの通り。見た目も手触りも、普通の綿縁とほとんど変わりません。

実は、畳ってもともと“燃えにくい”んです

畳そのものも、昔から「難燃性がある」と言われてきました。

アイロン置きっぱなしで焦げた畳表 → 表面だけが黒くなるも、火は広がらず。

アイロンの熱で楕円形に焦げた畳表。下に茶色の畳縁が見える
アイロンを置きっぱなしにして焦げた畳表。表面が黒くなっても、火は広がりませんでした。
畳表をめくり、焦げ跡と下の藁床を確認している
めくってみても、焦げは表面付近にとどまっています。

藁床に灯油をかけて火をつけた実験 → 15分後には鎮火。

パンフレットの難燃性実験。点火直後・15分後・3分後の畳床の燃焼比較写真
パンフレットにあった畳床の燃焼実験。稲わらを圧縮した本畳床は、燃え広がらず鎮火していきます。

素材はすべて天然。い草と藁です。
それでも、しっかり火に耐える。

「火は上へ行くもの」――そんな理屈だけでは済まされない、不思議な安心感があります。

火事は怖いので、難燃性の畳は、安心の意味も込めて文化財・歴史的建造物・重要文化財の畳替えなどにも積極的に採用したくなりますね。

見た目はそのまま、中身に“安心”を仕込む。
そんな未来志向の畳づくりにぴったりです。

高田織物さん、これは本当にすごいです。
こういう製品が出てくると、「畳の進化」ってまだまだ終わらないなと実感しますね。

結論――高田織物の回し者になってしまいました。。。