【検証してみました】燃えない畳縁「焔静(えんせい)」の実力

新製品の畳縁「焔静(えんせい)」
その“難燃性”を確かめるべく、着火テストをしてみました。

■ いやいや、なぜ燃え広がらないの…?

正直、火を当てた瞬間に「これはヤバいかな」と思いました。

が、実際は…
・じんわり焦げるだけ
・火がついてもすぐに鎮まる
・燃え広がる気配なし!

もちろん、絶対にこんな火の付け方はしませんが(笑)

普通の畳縁なら間違いなく燃えます。
本気で燃やせば燃えるかもしれませんが、これは本当にすごいと思いました。

■ 難燃性でも、見た目は“普通”の畳縁

この畳縁は、高田織物さんが開発した難燃性の畳縁です。
素材は「綿×アクリル」ですが、見た目も手触りも、普通の綿縁とほぼ変わりません。
これで“安心”が手に入るなら、選ばない理由はありませんよね。

■ 実は、畳ってもともと“燃えにくい”んです。

畳そのものも、昔から「難燃性がある」と言われてきました。

アイロン置きっぱなしで焦げた畳表 → 表面だけが黒くなるも、火は広がらず

藁床に灯油をかけて火をつけた実験 → 15分後には鎮火

素材はすべて天然。い草と藁です。
それでも、しっかり火に耐える。

「火は上へ行くもの」

そんな理屈だけでは済まされない、不思議な安心感があります。

火事は怖いので、難燃性の畳は、安心の意味も込めて文化財・歴史的建造物・重要文化財の畳替えなどにも積極的に採用したくなりますね。

見た目はそのまま
中身に“安心”を仕込む
そんな未来志向の畳づくりにぴったりです。

高田織物さん、これは本当にすごいです。
こういう製品が出てくると、「畳の進化」ってまだまだ終わらないなと実感しますね。

結論

高田織物の回し者になってしまいました。。。