お手入れ

元気な畳の子

畳は、ちょっとした気づかいで長持ちします。このページでは、僕が普段お客様にお伝えしているお手入れのコツを、畳のお手入れゲーム『たたみといっしょ』の畳の子といっしょにご紹介します。

新畳・表替えをされた方

新しい畳表を持つ畳の子

い草を刈り取り、乾燥させる前に泥染めをします。泥染めすることにより、い草を早く均質に乾燥することができ、さらに、い草の色素・粘り・弾力性・艶が保たれ、畳表として使用できるい草になります。そのため、新しい畳表には、染土が付着しています。畳表を変色やキズから護ってくれているのですが、そのまま使用すると衣服等が汚れてしまいますので、使用する前に表面の染土を取り除いてください。

染土の取り方

  1. 畳の目にそって掃除機をかけます。
  2. 柔らかい雑巾等で拭き取ります。から拭きの方が良いのですが、濡れた雑巾で拭く場合は固く絞ってください(お湯でぬらした雑巾を脱水機で絞ったものがよい)。
  3. 最後にから拭きをします。ゴシゴシ強くこすらないでください。

日常のお手入れ

掃除機をかける畳の子
掃除機やさしく、畳の目にそってかけてください。ほこりはダニのえさになります。
乾拭きをする畳の子
から拭き雑巾で拭く場合は、から拭きが基本です。から拭きをすることにより畳表が磨かれ、光沢が増します。
濡れ雑巾で拭く畳の子
濡れ雑巾は固く絞ってから拭きや掃除機では取れない汚れも畳にはついてくるので、季節の変わり目を目安に、年数回程度がおすすめです。ただし、濡れた雑巾で拭くと光沢がなくなり、汚れが染みこんで黒ずんできます。固く絞った雑巾で拭き、そのあと必ずから拭きをして湿気を残さないようにしてください。
畳の子
のりもとさんの ひとことふだんの拭きそうじは、かわいた布で 畳の目にそって。手順は簡単でも、実際のお手入れは もっとむずかしいよ。畳の材料や汚れに合う お手入れは、畳屋さんに聞いてみよう。

畳を長持ちさせるために(湿気対策)

湿気でこまっている畳の子

畳は湿気が禁物です。特に梅雨時期は注意が必要です。畳を長持ちさせるためにも、カビの発生やダニの寄生を防ぐためにも、年2回ほど畳干しをするのが望ましいのですが、なかなかできないのが現状だと思います。

畳干しをする畳の子
畳干し春と秋のよく晴れた日に。畳を少し上げて、ビール瓶やジュースの缶などを置き、畳と床の間に風を通すだけでも効果があります。
窓を開ける畳の子
窓開け梅雨時期でもからっと晴れた日があれば、窓だけでも開けて部屋の空気を入れ換えましょう。
空調で除湿する畳の子
除湿・空調除湿器やクーラーのドライで除湿しても良いでしょう。外がじめじめしている時は、窓を開けるより効果的です。
湿気でこまっている畳の子
のりもとさんの ひとこと畳は 部屋の湿気を 吸ったり はいたりしているよ。ときどき 風を通してあげよう。
長雨
のりもとさんの ひとこと外がじめじめしている時は、窓を開ける以外の 湿気対策(除湿や空調)も考えてね。

畳がいたむ暮らし方(気をつけたいこと)

じゅうたんの下に湿気とほこりがたまっている畳の子

絨毯・カーペット・上敷き

畳の上に絨毯やカーペット、上敷きを敷かないでください。塵・埃などがたまり、ダニやカビの原因になります。また、畳の機能の一つである調湿機能を妨げ、畳の寿命を短くします。

重ね敷き
のりもとさんの ひとことじゅうたんや上敷きを敷くと、キズや日焼けからは 畳を守れるよ。でも、その代償に畳とのあいだに 湿気とほこりが たまりやすく、カビや虫が発生しやすいんだ。ときどき めくって、風を通そう。
ふとんを敷きっぱなしにした畳の子

敷きっぱなしのふとん(万年床)

ふとんを敷きっぱなしにすると、ふとんと畳の間に湿気とほこりがこもり、カビやダニの原因になります。起きたらふとんを上げて、畳に風を当ててください。

万年床
のりもとさんの ひとことふとんを敷きっぱなしにすると、下に湿気がこもりやすいよ。起きたあとは、ふとんを上げる習慣をつけよう。
部屋干しでじめじめしている畳の子

部屋干し

部屋干しをすると、お部屋の湿度が上がり、畳も湿気を吸い込みます。部屋干しの日は換気や除湿もあわせて行ってください。

家具でキズがついた畳の子

重い家具・足のある家具

ピアノや机のような足のある重いものを畳の上に直に置くと、畳表も畳床も痛みます。処理(受け皿の様なものを置く等)を施してから置いて下さい。家具類を畳の上にびっしり敷き詰めると、風の通りが悪くなり畳が呼吸できなくなります。また、家具は壁から少し離していただくと家具の裏側にも風が通ります。

キズがついた畳の子
のりもとさんの ひとことキズや破れは お手入れでは直らないよ。家具は引きずらず、動かす時は おうちの人に 持ち上げてもらおう。家具の下に 敷物をしくのもいいね。
ペットに爪とぎされた畳の子

ペット

室内でのペットの飼育も、畳が痛むと同時に、ダニ等の発生源になります。爪とぎのキズや、おしっこのシミ・においは、お手入れでは元に戻せません。

ジュースをこぼした畳の子

食べこぼし・飲みこぼし

食べこぼしをそのまま放置しないでください。虫の発生や、シミ、カビの原因となります。こぼしたら、こすらずにすぐ吸い取ることが大切です(くわしくは応急処置のページへ)。

シミがついた畳の子
のりもとさんの ひとこと飲みものをこぼしたら、こすらずに かわいた布で 押さえて吸い取ろう。時間がたつと シミになって取れないよ。
線香が倒れて焦げそうな畳の子

線香・アイロンなどの火や熱

畳は燃えにくいのですが、焦げます。焦げは畳屋でも元には戻せません。線香やアイロンは畳の上に直接置かないでください。

焦げてしまった畳の子
のりもとさんの ひとこと畳は燃えにくいけど コゲちゃいます。コゲは 畳屋さんでも もとには戻せないんだ。線香やアイロンなど、火や熱を使う時は おうちの人と気をつけよう。
日焼けした畳の子

直射日光

直射日光を当て過ぎると畳が傷み、日焼けが強くなります。

畳の状態と対処のしかた(早見表)

畳の子の様子から、原因と対処のしかたを探せます。くわしい手当ては応急処置のページをご覧ください。

畳の状態主な原因対処のしかた
湿気
湿気
長雨・結露・万年床・部屋干し・重ね敷き換気・除湿・畳干しで乾かします。放っておくとカビになります。
濡れ
濡れ
台風の吹き込み・飲みこぼし・ペットのおしっこすぐに乾いた布やキッチンペーパーで押さえて吸い取ります。こすらないこと。放っておくとシミ・カビになります。
ほこり
ほこり
掃除の間隔があいた・絨毯の下・万年床畳の目にそって掃除機をかけます。ほこりはダニのえさになります。
汚れ
汚れ
食べこぼし・ペット・掃除のさぼり固く絞った雑巾で拭き、から拭きで仕上げます。放っておくとにおいの元になります。
カビ
カビ
湿気・濡れを放っておいたまず濡れ雑巾でカビを取り、それからアルコールを布に染みこませて拭き、から拭きで仕上げます。くわしくはYouTube「畳のカビを取る方法」をご覧ください。
虫(ダニ)
虫(ダニ)
ほこり・カビ・じめじめ部屋を暗くしてから、ゆっくりていねいに掃除機をかけます。こまめな掃除と換気が予防になります。
臭う
臭う
汚れの放置・シミに湿気換気とこまめな掃除。においの元になる汚れを取ります。
痒い
痒い
カビと汚れ→ダニ/花粉・黄砂/傷んでささくれになった畳カス(い草のささくれ)掃除機と換気。花粉や黄砂の多い日は、窓を開ける前に外の様子を見てください。い草のささくれが服についてチクチクすることもあります。畳がささくれていたら畳替えの目安です。
シミ
シミ
飲みこぼし・墨汁・お供え物の汁早く吸い取ればシミになりにくいのですが、染みこんだシミはお手入れでは取れず、裏返しでも残っている場合があります。表替え・裏返しをご相談ください。
キズ・破れ
キズ・破れ
家具の引きずり・おもちゃ・ペットの爪とぎお手入れでは直りません。キズが重なると破れます。補修や表替えをご相談ください。
焦げ
焦げ
線香・アイロン・タバコ小さな焦げはご自分で目立たなくできる場合があります(応急処置のページ参照)。大きな焦げは畳替えが無難です。
シロアリ
シロアリ
湿気た床下・風通しの悪い部屋畳の下や床下の風通しを保ってください。心配な時は専門の業者にご相談ください。

困った時は

なんでも解決 のりもとさん

本当に困った時は、まずは当店にご相談ください。畳の材料や汚れに合ったお手入れの方法をお伝えします。

TEL 0533-86-6833

営業 8:30〜18:00(日祝休)

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