果物のかたちをした、畳の座布団と畳の時計。
畳表・畳床・畳縁という畳そのものの材料で、一つひとつ手仕事でつくっています。

第6回 日本和文化グランプリ(ライフスタイル部門)入選
たたみだもんとは
「たたみだもん」は、畳の素材でつくった果物のかたちの座布団と時計です。愛知県豊川市の乗本畳店が、畳の可能性を追いかけてつくりました。
見た目はかわいい果物ですが、加工には今流行の縁無し畳の技法と、古くから神社仏閣の有職畳に使われてきた隠し縫いの技法を組み合わせています。親しみやすい見た目の奥に、畳の伝統技術がそのまま息づいています。

2つの大きさ
クッション(座布団)
大人も子どもも座れる座布団サイズ。一辺45cm程度です。




卓上サイズ(時計にもなります)
一辺23cm程度の小さなたたみだもん。そのまま飾っても、針を付けて置き時計・掛け時計にしてもお使いいただけます。



果物の種類や畳表の色は、ご要望にあわせておつくりできます。
生まれたきっかけ
日本には「床座(ゆかざ)」の文化があり、椅子ではなく床に直に座る暮らしが営まれてきました。畳はもともと、百人一首の絵にも描かれるように高貴な人の座具として生まれ、やがて部屋全体に敷き詰められ、和室に欠かせない敷物になりました。
しかし今、和室が減るとともに畳は使われなくなり、人々は再び板の間に直に座る暮らしに戻りつつあります。畳のない家で育つ子どもたちは、畳に触れる機会も、その良さを知る機会も持てません。
そこで生まれたのが、誰が見ても「かわいい」と思える果物のかたちの畳「たたみだもん」です。「高貴な人の座具」から「誰もが親しめる座具」へ。畳の文化を未来へつなぐための、暮らしの提案です。

素材と技法
| 素材 | 国産い草の畳表・畳床・畳縁 |
|---|---|
| 技法 | 縁無し畳技法/有職畳の隠し縫い技法 |
| 大きさ | クッション:一辺45cm程度 卓上サイズ:一辺23cm程度 (果物のかたちにより異なります) |
| つくり | 一つひとつ手仕事。同じ果物でも畳表の表情が少しずつ違います |

使っているところ


子どもの座布団に、リビングのくつろぎに、玄関や廊下のアクセントに。畳のない部屋にも、い草の香りと感触を。
つくっている人
畳師 乘本知尚(乗本畳店 三代目)。京都で故・佐々江三郎氏(現代の名工)に師事し、神社仏閣の有職畳の技術を学びました。一級畳製作技能士。名古屋城本丸御殿復元の畳工事に携わり、第32回技能グランプリでは敢闘賞を受賞しています。
神社仏閣の有職畳から、暮らしに寄り添う工芸畳まで、畳の可能性を追い続けています。くわしくは乗本畳店について、工芸・有職畳をご覧ください。
入選について
2026年、一般社団法人日本和文化振興プロジェクト(JCPP)主催「第6回 日本和文化グランプリ」ライフスタイル部門に、クッションの4種(もも・りんご・めろん・れもん)で入選しました。
ご興味のある方へ
たたみだもんは、ご注文をいただいてから一つずつおつくりしています。「見てみたい」「贈り物にしたい」「イベントで使いたい」など、お気軽にご連絡ください。
乗本畳店(愛知県豊川市東光町1-81)
TEL 0533-86-6833(8:30〜18:00 日祝休)
Instagram @norimototatamiten のメッセージでも受け付けています

関連リンク
- 工芸・有職畳 ― 乗本畳店の工芸畳・有職畳
- 豊橋総合動植物公園でのふれあい畳展の準備 ― たたみだもんが登場したブログ(2023年)
- 楽天市場 乗本畳店 ― 畳の時計・畳の名刺入れなどの工芸畳はこちら