①一間の繧繝二畳台
数年前に初めて一間の繧繝二畳台を製作させていただきましたが、あの時の経験が本当に活きました。
偶然なのか計算なのか、もうわかんなくなるくらい計算をして割り付けて、納品された時に最も美しくなるように計算して、その通りになるように仕上げた畳です。
この写真ではなく、納品された姿で初めて完成と言えるのですが、そこをみんなにホント見ていただきたい僕の人生の中での最高傑作。自慢の逸品に仕上がりました。
そして新たに学んだ事も大きいです。
畳は綺麗に仕上げて、綺麗に納品するまでが大切です。
今回の畳は通常の二畳台より若干薄く小ぶりとは言え約50kgの重量があります。
納品先は高々と神様をお祭りしてある厨子の中。
その場所には僕1人しか入れないスペースで、生地は交織とは言え高価でそれほど丈夫でない絹の縁。
無理して持てば破れたり柄が歪んだりするし、角を立てたりしたら畳が駄目になる。
製作難易度も超高難度ですが、納品難易度も最高難度でした。
畳職人って、センスって言えば簡単ですが、技術は勿論、柄など寸法計算の割り付ける知力、作って運ぶ体力、細かい作業を見続ける視力が必要なんだって、ホント実感。
センス、技術や知力は経験で向上していきますが、特に体力と視力は年々衰えていく事を実感します。
今47歳です。こう言う仕事は僕の中では後5年〜10年で伸び止まりなのかもしれません。
まだまだ研鑽は続けますが、それと同時に後継者を育てていかないと!