先日、東京で開催された熊本地震の復興チャリティーセミナーに参加してきました。
「畳屋にしかできない、売り方の話」というテーマで、大変有意義な内容だったのですが。。。
セミナーの真っ最中、弟子から一本の電話。
「乘本さん、大量の畳表が届いて、置くところがなくて、作業スペースがありません!」
送られた写真には作業場を埋め尽くす、畳表の山。。。!!
そりゃそうです。
まさか僕がいない日に届くとは思っておらず、弟子には置き場所も指示していなかったので、店はてんやわんや。
震災の後に届く、大量の畳表。
なんだか買い占めたみたいに見えちゃいますが、実は違うんです。
うちは毎年、熊本の問屋さんから畳表を大量に買って、管理の行き届いた熊本の倉庫に預かってもらっています。
ところが先日の地震で、倉庫が壊れてしまった農家さんが多いそうで。
問屋さんから「農家さんのために倉庫を開放したいので、預かり分を送らせてほしい」と相談がありました。
そりゃ困った時はお互い様です。
「都合の良い時に、全部送ってください」
とお伝えしたものの。。。まさかこのタイミングで届くとは。
とりあえず無理やり隅によけたりして、作業場所だけ確保してもらって、その日はなんとか凌いでもらいました。
ちょっと補足
畳表は温度や湿度等、管理の行き届かない場所に変な置き方をすると変色したり湿気でカビたり虫が出たりと、すぐに劣化を招きます。
しかし、うちの倉庫は熟成中の畳表たちで常にパンパン。
そもそも僕は、刈り取ったばかりの新草をすぐ使うのが好きではなく、畳表は最低でも1〜2年寝かせてから使います。
熟成させるにはその分の在庫が必要で、うちには常に2年分ほどの在庫があります。
だからこそ、しっかり管理できる倉庫が欠かせないんです。
(もちろん、在庫が切れたときは新草も使いますけどね)
そして今日。
倉庫はきれいに整頓してテトリスみたいに片づけるんですが、テトリスと違って、これら一列そろえても消えてくれないんです。
熟成表の前に新しい畳表を置いたら、使いたい時に出せないから全て一回奥から出して、新しい物を奥に整列し直しです。
あ~骨折した僕の足が憎い。
お盆休み前になんとかめどが立ちました。
でもすぐに使うと思われる物は別の場所に置いたんですが、それだけでも、あと9梱包(160畳分)あるんだよなぁ。。。
頼むしカビ無いで下さい。
って、書きながら、被災していない自分は本当にしょーもないことで悩んで、めでたいなと、ちょっと反省。
被災された方々の一日でも早い復興を願い、今日も頑張ります!



