半分表替え、半分裏返しの市松仕上げ

地元公共施設の休館日に合わせて70枚の畳替えをしました。

今回の相談事は全て表替えが出来ない予算でなんとかならないか?
表替えが出来ないなら今使っている畳表をひっくり返す裏返しが材料費もおさえて、お値打ちな畳替え工事になります。
しかし割と綺麗に使われている畳ですが、ちらほら汚れや傷もあった為裏返しは出来て半数かと。。。

そこで僕からの提案が半分表替え、半分裏返しの市松仕上げです。

表替えと裏返しでは見た目も品質も合うわけがありませんが、それを逆に利用して、少ない予算で広間ならではの空間デザインをさせて頂きました。
一般の家ではなかなか出来ませんが、広間の畳はほとんど同じ大きさで作られているので、畳の入れ替えもなんとかなります。
更に畳縁は新しい畳色と日焼けした畳色の中間色を使い、最初は市松に見える空間も、次第に全体が日焼けして黄金色に変化しても馴染むようにしてあります。

うん、我ながら自己満足が過ぎる部屋が出来上がりました。
如何でしょうか?