畳技術の研究と追求

先週末から3日間、東京で特殊畳の制作研修会に参加してきました。
昨年豊川で研修会を開催したTTMと言うグループです。

六角形の畳(拝座)は主に出雲大社関係の神社で使用されるそうです。
ウチでは鐘敷きと言って、仏具の小さい六角形の畳は数百と作っていますが、人が座れるサイズは作る機会も無かった為、初体験でした。
正六角形を書くのはコンパスで簡単に書けますが、それを畳で作り上げる。
特に角の部分に縁の丸い模様が綺麗に乗るようにするのは、緻密な計算と計算通りに仕上げる技術が求められます。
今回は3人でグループを組み、歴代日本チャンピオンとも一緒に作業をさせて頂きました。

毎回作る事に真剣になり過ぎて写真を撮り忘れるのですが、今回も。。。
でも人の仕事を見る事で、1人で作る事以上に色々な事が学べました。
こう言った細かい技術が求められる逸品は普段から作る機会は少なく、こう言う研修をしないと技術が途絶えてしまう可能性があります。

しかしながら作るだけではこの畳が倉庫を占領するだけです。
コレを販売して初めて商売が成り立ちます。
この六角形の拝座は1点35万円になります。
神社仏閣関係に直接販売はもちろん、お祝い事など奉納用にも製作させて頂きます。
皆様のご注文を心よりお待ちしております!

追伸
毎回貴重な経験をさせて頂く、浜田さんをはじめとする講師の皆様。
準備から色々と最高のおもてなしを用意してくれた幹事の金井さんをはじめとする東京グループの皆様。
3日間僕の相手をしてくれたメンバー一同、本当に貴重な時間をありがとうございました!!