尋常じゃないプロの技

問題です。
今日の仕事。傷んだ畳の中に尋常じゃないプロの技が詰まっていました。
枠の中から違和感を探して下さい。何処でしょう?

「F―か」付近とか、範囲を座標でお答えください。
普通の畳屋さんでもわかんないと思います。






























ではヒントです。

プロの技とはい刺しです。
裏面はこうなっていました。

さてさて、何処でしょう?






























答えはここ。

端に切れ目と、範囲に針を刺して・・・

ひっくり返すと。

正解は「Cーえ」から「Eーえ」でした。
あらためて見てみましょう。

だから何?って感じかもしれませんが、本当に凄い技術です。

解説すると、この写真で4ヵ所針穴に囲まれた部分が「い刺し」で、何らかの理由で汚れや傷が発生し、同じ部分のい草を切り取って、織り込むように埋めてあります。

EFのラインの遥か右側(畳を敷くと、畳の側面にきて隠れる部分)に、い刺しに使うようにい草を切り取った四角い穴があいています。

本当に感動レベルの技術です。職人さんってすげー!
僕も頑張ろう。。。((o( ̄ー ̄)o))