熊本へ行けなくても、今の僕にもできることがありました。
2026年7月28日に発生した熊本地震により、い草の産地である八代平野が大きな被害を受けました。昨年夏の記録的な豪雨災害から立ち直ろうとしていた矢先の出来事です。
乗本畳店では、国産畳表専門店として、主に熊本県産のい草を使って畳づくりを続けています。八代市や宇城市には、昔からお世話になっている生産者さんがたくさんいます。
今回の地震を受け、「畳屋として何ができるだろう」と考えました。
昨年の豪雨災害のあと、生産者さんから、こんな言葉をいただきました。
「乘本さんは熊本に来なくていいから、たくさん畳を作って売ってください。それが一番励みになります。」
その言葉が今でも心に残っています。
僕にできることは、畳を作り、販売し、熊本産のい草をたくさん使うこと。それが、いつもお世話になっている産地への恩返しだと思い、昨年は頑張りました。
しかし、先月右足を骨折し、思うように畳の仕事ができません。
何もできない自分が情けなく、悔しい気持ちでいっぱいでした。
でも、考えているうちに、ふと気付きました。
「そうだ。夏休みは毎年、畳のコースター製作キットが売れている。」
畳が思うように作れなくても、コースターの材料なら準備できます。
そして、そのコースターに使われているい草も、熊本県八代で育ったものです。
畳を後世へ伝え、い草の魅力や産地のことを知ってもらうことも、畳屋の大切な仕事だと僕は考えています。
そこで、この夏休み期間中、当店の畳のコースター製作キットを通じて販売したコースター1枚につき、売上の中から100円を熊本の被災地支援として寄付することにしました。
僕自身は足を骨折していますが、コースターキットの製作・発送は通常どおり行いますので、どうぞご安心ください。
夏休みの工作を楽しみながら、その材料が熊本県八代で育ったい草であること、そして生産者さんのことを少しでも思い出していただけたら嬉しく思います。
皆さまの「作る楽しさ」が、熊本の産地への応援につながれば幸いです。
⸻
チャリティー企画概要
対象商品:畳のコースター製作キット
寄付額:販売したコースター1枚につき100円
実施期間:2026年8月4日~8月31日
寄付先:被災状況を踏まえ、生産者支援または熊本県の災害義援金のいずれか最も適切な方法を選び、後日ご報告いたします。
寄付結果:寄付完了後、ホームページ・SNS等でご報告いたします。
