2畳茶室の納品完了しました。
このお茶室、炉が並んでおり、使い方に応じて、隅炉と向炉の両方使えるように小畳が2つ並んでいました。
手前は廊下?に敷いたゴザです。若干のシワがゴザの特徴ですが、このシワは僕の伸びしろです(-。-;
この、にじり口には刀をかける所もあったそうです。
床板にかかった謎の7分のシミズも綺麗に消えて無事おさまりました。
基本的に右側の小畳側の炉を使うそうです(隅炉)、左側の畳と入れ替えて向炉で使う事も出来るようになっています。
11月の炉開きも近いという事で、以前納品した隣の畳を本来の向きに戻しました。
楽しかったお茶室畳も、最後のゴザを久しぶりに茶縁の無地を手縫いで仕上げて、全て納品完了です。
紋縁は拝敷きや、今回の床の間などで良く手縫いしますが、無地縁は本当に久しぶり、奥が深くて、また改めて勉強になりました。
手縫いは、ミシン縫いにない良さもひきだせます。
改めて今回は大変貴重な経験と学びを得つつ、しっかりとお勘定も頂けて、とても気持ちの良い満足の行く仕事をさせて頂きました。さらには、美味しいお茶も頂きました。
よく聞くと、このお茶室は戦後に名古屋方面からお茶室を豊川に移転させて来たそうです。
とにかくとても貴重なお仕事、ご縁に感謝です!