畳替えには、下記の3つの方法があります。
ウラ返し(5年以内)
日焼けや傷みが目立ってきたら早めに畳表を裏返して張り替えます。たまに畳自体をひっくり返す事と勘違いされますが、畳の表面のゴザをはがして裏(内側)のきれいな部分を表面にして使うことです。裏返しの次期は早いほどゴザの内側はきれいなので、早いに越した事はないのですが、目安として表替え(新畳)してから3~8年と言われてます。経験上10年を超えてからの裏返しは、イグサも枯れていて、もろいのでお勧めできません。
※破れ、シミがあったり、柱の切り込み等の変形畳の場合は裏返し出来ない場合があります。
表替え(5年~10年)
畳床はそのまま利用して、新しい畳表に張り替えます。この時、新しくつけるゴザを見本から決めて頂くのですが、同じに見えるゴザのランクがはっきりとわかり、普段見慣れた畳の新たな一面に驚かれることでしょう。新しい『い草』は湿度を約40%に調節し、住み良い生活環境を保ちます。その上『い草』特有の香りは人の心をリラックスさせストレスを和らげ、お部屋の空気を一新します。
新畳(15年~30年)
畳床も含めて全て新品に入れ替えます。目安としては、適度な弾力性がなくなったり、土台の凸凹が激しくなってきたり、大きな隙間ができたら、新畳に取り替えます。当店では極力土台の補修も致しますが、それも出来ない時、畳が腐ってきたり、シロアリに食べられた時や新しく畳を入れる時などに変えます。
年数はあくまで目安です。使用方法、畳表の材質、お客様のお好み等によっても変わってきます。
畳の上に座ったとき、畳表のかけらが服に付いてくるようになったら、畳のメンテナンスを検討してください。
※畳の隙間は、畳替えの時にしっかり直します。
※裏返しや表替えの場合も畳縁は新しく取り替えます。縁の色や柄によって、部屋の雰囲気が変わります。
※畳の隙間やデコボコは補修致しますが、デコボコは新畳のようには直りません